口臭解消方法!起床時のネバつき予防対策!

投稿日:2017年2月22日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは、歯科衛生士の中津川です。

みなさんは起床時に口の中のネバつき口臭が気になったことはありませんか?
原因は口の中の細菌が発生させるガスによるものなのです。
今回はその原因と気になるお口のネバつき・口臭の簡単な改善方法についてお伝えします!

口臭を防ぐ大切&効果的なポイント・情報もわかりやすくお伝え致します!

 

まず一つ目に
“口の中にプラーク(歯垢)が残っているため”

お口の中にプラークがのこっていると、細菌が繁殖しやすくなります。プラークは細菌が増殖するための栄養剤となります。細菌が繁殖することで起きるネバネバは「バイオフィルム」によるものです。お口をゆすぐだけでは十分には取り除けないため、歯磨きによる機械的な清掃でケアする必要があります。

食事を食べた後、お口のケアをせずそのままの状態になっていると、口内の細菌が増殖しやすい環境となります。少しでも細菌数を減らすためには、お口の中のケアが重要です。

二つ目に
“睡眠中は唾液の量が減り細菌やプラーク(歯垢)を洗い流さなくなってしまうため”

お口の中は唾液が分泌されることにより、適度に潤いを保つことができます。ですが睡眠の間は唾液の分泌量が減ります。そのため、起床時の口腔内は口臭が強くなったように感じてしまうのです。眠っている間はどうしても細菌数が増殖してしまうので、起床してすぐにお口をゆすぐ、歯を磨くなどを行うと良いでしょう。そのまま朝食をとってしまうのは、体内にお口の中で増殖した細菌を取り込むのと同じことです。

よく緊張時やストレスを感じた際にも口臭が強く感じられるという方もいらっしゃると思います。実は就寝時も緊張やストレスを感じた際と同じく、唾液の分泌量が減少した状態です。またアルコールやタバコといった刺激物を摂取することも唾液の分泌を減らすことにつながります。

 

三つ目に
“口呼吸で寝ているため”

口呼吸の方はどうしてもドライマウスになりやすくなります。睡眠時にもお口を開けた状態ですと、お口の中が乾きやすく唾液による自浄作用がなくなるので菌が増殖します。今ではいびき防止ようにお口をとめておくテープなども販売されていますので、口呼吸で寝ていることが気になる、口臭が気になる方は試してみるのもおすすめです。

四つ目に
“細菌は食後3時間から増えていき8時間になると最大量増えてしまうため”

これは就寝時だけでなく普段の日常でも言えることです。ガムを食べるなど食後の口臭が気になる方は、唾液の分泌量が増えるような行為を行うと良いでしょう。唾液には、お口の中を潤すだけでなく、細菌を流す作用もあります。

これらの原因が起床時の強い口臭に影響してると言われています。

☆今日から出来る口臭対策☆

まず睡眠前のハブラシは念入りに!
口臭原因になる細菌=歯垢を徹底的に落としましょう。
その時にハブラシだけでは60%の汚れしか除去出来ないと言われているのでデンタルフロス、歯間ブラシも使用するといいですね。
さらに舌の表面を磨くのも忘れずに、実は舌の表面は細菌の温床になりやすいのです。(舌苔を取り除くためには、歯磨き粉をつける必要はありません)
就寝前にコップ一杯の水を取るのもオススメです。 身体の水分が減ると口の中が最も早く乾燥を感じます。

また唾液の分泌を促すことも効果的な口臭予防法です。よく噛んで唾液の分泌を促すようにしましょう。

 

起床時のネバつき口臭は誰もが感じることですが、しっかり口臭対策をとることにより気持ち良く朝を迎えることが出来ます。口臭や朝のお口のネバネバをなくすのは、とても簡単な心がけでできます。
是非参考にしてみて下さいね。

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