唾液の役割!免疫にも関係!
投稿日:2017年5月13日
カテゴリ:スタッフブログ
皆さんは唾液が多くの役割を持っていて唾液の量が健康のバロメーターになっていることをご存知ですか?今回は唾液の持つ役割についてお話します。
唾液の働き!食事の分解酵素だけじゃない!
①口の中の粘膜保護
②潤滑剤
③殺菌・自浄作用
④消化を助ける
⑤体内の水分を正常に保つ
⑥歯の再石灰化を助ける (以下で詳しく説明します)
虫歯ができるのは食べ物が歯につき、歯垢になります。歯垢は細菌の塊なのでそれを溶かそうと、お口が酸を作り出します。その酸が歯を溶かし、口腔内のpHが酸性に傾くことで虫歯になってしまうのです。 この時に重要な役割を果たすのが唾液です!
酸で溶けだした歯を唾液の力により中和して修復してくれます。唾液中のカルシウムが歯の溶け出した部分に再沈着して修復され元に戻します。これを歯の再石灰化とよんでいます。つまり唾液は虫歯予防になくてはならないものなのです!
口の中は細菌が多い場所です。唾液の殺菌作用により細菌の量、割合がコントロールされています。唾液の自浄作用により、お口の中の菌を洗い出し、最近数を抑える役割もあるのです。そのため、唾液の量がへってしまうと多くのトラブルがでてきます。
唾液の量が減少するとどんなトラブルが?!
唾液には消化酵素「アミラーゼ」が含まれています。そのためお口は食事を分解・消化する第一の「消化器官」ともいえるのです。ですが唾液の分泌が減少してしまうと消化酵素も十分な量含まれず、結果しっかり分解されないまま飲み込み、胃に送られてしまいます。胃が大きな負担を抱えたままとなれば、次なる病気の原因にもなってしまいます。
また唾液はお口の感想を防ぐ潤滑剤の役割も担っています。十分な量の唾液が口腔内になければ、口腔乾燥症を起こし、痛みが生じる場合もあるのです。唾液の量が減る、飲み込みがしづらい、ストレスが溜まっていると感じる方は唾液の分泌を促す唾液線マッサージをおこなってみましょう。
唾液の分泌量促進!唾液線マッサージ&舌体操
・舌下腺
・耳下腺
・顎下腺
上記3つが大きな唾液線となります。顎骨に合わせて親指で刺激を与える、舌を上下左右に動かすなど日常生活で行える簡単な方法でも唾液の分泌量を向上することができます。唾液は免疫機能にも大きな役割を担っています。どうしても加齢が進むと、唾液は減少してしまうものです。
最近唾液の量が減ったな、、、など心当たりのある方はぜひ1度KT歯科にご相談下さい。唾液分泌を促すマッサージの方法などしっかりレクチャーいたします!
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