虫歯を予防するために知っておいてもらいたいこと ~虫歯の因子~

投稿日:2020年7月8日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科医師の名倉です。

今日は虫歯になる要因についてお話します。

虫歯に関わる因子は大きく4つあります。

それは「細菌」「宿主」「食事」「時間」です。

これらの4つの因子が重なって虫歯になると言われています。

一つづつ説明していきます。

まず「細菌」ですが、これは虫歯をつくり出すバイキンです。

小さい頃よく「ミュータンスをやっつけろー!」と教わるバイキンですね。

これは幼少期からそれぞれのお口の中に存在しているのです。

次に「宿主」ですが、これは最近よく耳にする“免疫”やお口の中の環境です。

バイキンに抵抗する免疫やツバを出す力、歯の強さなど自分自身がもともと持っている力です。

以上2つは簡単には変えることができない因子です。

続いて「食事」です。食べかすを残したままにするとバイキンがそれをもとに虫歯を作り出します。

そして「時間」です。細菌が虫歯を作り出す時間です。食べてそのままにしているとバイキンが虫歯を作り始めてしまいます。

「食事」と「時間」は自分でコントロールでき、それらをコントロールするとこで虫歯を予防していきます。

“歯に良くないから”といって好きな食べ物を自由に食べることをやめたくはないですよね。そのために毎食後の歯磨きが重要になってくるんですね。

虫歯の原因についてはわかりましたか?また詳しくは後日お話します。虫歯を予防するためにしっかり歯磨きしましょう!