歯が黄ばむ理由やホワイトニングの方法

投稿日:2021年2月8日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。

稲毛海岸駅から車で4分稲毛海岸メディカルセンター2階のKT歯科・矯正歯科です。

今日は歯のホワイトニングについてお話しします。

 

ホワイトニングとは、クリーニングとの違い

歯のお掃除として歯科医院で行うクリーニングは

歯の表面についた飲食物による汚れや茶渋、たばこのヤニなどの汚れを

研磨剤や専用の機械を使って落とすものです。

それに対しホワイトニングとは歯そのものの黄ばみを

過酸化水素などの薬液を使って白くしていきます。

 

歯が黄ばむ原因

歯が黄ばむ原因には

・加齢による黄ばみ

・飲食物による変色

・テトラサイクリン(抗生物質)による変色

があります。

歯は外側からエナメル質、その内側に象牙質、真ん中に歯髄がありますが、

象牙質はもともと黄色味を帯びていて

この色が透けて歯が黄ばんで見えます。

さらに加齢により象牙質は厚みを増していくので

より色が強く見えます。

飲食物による変色というのはエナメル質の中に色素が浸透し沈着することによるものです。

テトラサイクリンという抗生物質を永久歯が生え変わるころまでに服用することにより

歯が変色してしまうこともあります。

 

テトラサイクリンによる重度の変色を除き

これらの場合にはホワイトニングによる効果が期待できます。

 

ホワイトニングの不適応

ホワイトニングをすると一時的に知覚過敏の症状が出てしまい歯がしみることがあります。

なのでもともと知覚過敏症状のある人、

歯が欠けていたり、重度の歯周病がある人には適応できません。

治療には過酸化水素を使いますが

その過酸化水素を分解する酵素であるカタラーゼが先天的にない

無カタラーゼ症の人にも適応できません。

ほかにも

妊娠中・授乳中の方、小児、アレルギーのある方には適応できません。

 

ホワイトニング 3つの方法

ホワイトニングには

・歯科医院で薬液と光を用いて行うオフィスホワイトニング

・自宅で薬液とトレーを用いて行うホームホワイトニング

・それらを併用するデュアルキュアホワイトニング

があります。

オフィスホワイトニングは濃度の高い薬液を用いるので

効果が実感できるのが早いですが、

色が元に戻ってしまうのも早い傾向にあります。

目標の色になるまでには数回の通院が必要です。

 

ホームホワイトニングは歯科医院で作ったトレーに

薬剤を流して歯に装着して行います。

継続して行うことで徐々に効果を得ていくので

目標とする色になるまでには時間がかかりますが、効果は持続しやすいです。

 

神経がなくなってしまった歯のホワイトニング

虫歯などで歯の神経である歯髄がなくなってしまった後、歯が黒ずんできてしまいます。

その黒ずんだ歯を白くするためのホワイトニングをウォーキングブリーチといいます。

神経のあった根っこの部分は管のようになっているので

そこにホワイトニングの薬剤をいれ

歯の内側から白くしていきます。

 

 

歯の黄ばみやもともとの歯の色によって通院回数や

患者様のライフスタイルによっても適した治療方法は異なります。

当院で行っているホワイトニングについてもご覧ください。

しっかり説明を受けより良い方法で治療を行ってください。