インプラントとMRIの関係 インプラント治療をしてもほとんどの場合MRI検査は受けられます!

投稿日:2021年9月13日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。

稲毛海岸駅から車で4分稲毛海岸メディカルセンター2階にある

KT歯科・矯正歯科です。

 

当院ではインプラント専門医によるインプラント治療も行っていますが、

インプラントを入れるとMRI検査が受けられないの?

という疑問を持たれている方もいらっしゃると思います。

今日はMRI検査とインプラントの関係についてお話しします。

 

インプラントってどういうもの?

インプラントとは体内に人工の器具を埋め込むことの総称です。

歯科で行うインプラント(人工歯根)もそうですが

骨折してしまった骨をつなぐもの、

心臓のペースメーカーや人工内耳などもあります。

歯科治療で用いるインプラントは

上図のように3つの部位からできています。

正確には口腔インプラント、歯科インプラントとも言います。

インプラントは主にチタンやチタン合金でできています。

チタンは非常に人体への親和性が高く

アレルギーの心配もほとんどありません。

このインプラント体を顎の骨に埋め込みます。

 

MRI検査ってどんな検査?

MRI検査は強力な磁石の筒の中に入り、磁気の力で体を撮影する画像検査です。

(MRI

:MagneticResonanceImaging

磁気共鳴画像診断装置)

 

 

 

 

 

CTなどのように放射線を使用する検査ではないため、

身体への悪影響はありません。

しかしMRI装置は常に強力な磁場が発生するため

体内に磁性体(鉄など磁石にくっつく金属)が埋め込まれている場合には

検査を受けられない場合があります。

〈MRI装置は大きな磁石〉で、

体内にも磁石が入っていると受けられない場合がある

と考えてもらえるとわかりやすいと思います。

そのような場合、体内の機械に影響が出たり、

撮影した画像にゆがみが出て診断の妨げになります。

 

インプラント治療をしてもほとんどの場合MRI検査は受けられます

上でお話ししたように

口腔インプラントは主にチタンでできています。

チタンは非磁性体なのでMRI検査に影響が出ることはありません。

しかしインプラントオーバーデンチャーのように

インプラント体に磁石をくっつけて入れ歯を固定している場合には

MRIの強い磁力を受けて磁石が壊れることがあります。

磁石は外すことが可能です。

MRI検査を予定している場合には主治医に相談してください。