正しい歯磨きで虫歯や歯周病を予防しよう!

投稿日:2021年10月21日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。

稲毛海岸駅から車で4分の

稲毛海岸メディカルセンター2階にある

KT歯科・矯正歯科です。

 

寒くなってきましたが

皆さん体調崩されていないでしょうか。

体調を崩したり疲れがたまっていたりすると

歯茎が腫れたり、

お口の中にも変化が出てくることがあります。

今日は歯磨きについてお話しします。

 

虫歯・歯周病の予防のため歯磨きをしっかりしよう!

虫歯や歯周病の原因は

どちらも菌の塊であるプラークです。

プラークはうがい程度では落とせず

虫歯、歯周病を予防するためには

歯ブラシでプラークを除去することが必要です。

虫歯について歯周病については過去の記事で

それぞれお話ししたので

詳しくはそちらをご参照ください。)

 

毎日しっかり磨いているよ!という方が

ほとんどだと思いますが、

もったいない歯磨きをしている方いませんか?

歯ブラシの種類や使い方を見直してみましょう。

 

歯ブラシの選び方

たくさんの種類の歯ブラシが市販されていて

どんなものがよいのか迷うことはありませんか?

歯ブラシの毛の硬さには

”やわらかめ”、”ふつう”、”かため”がありますが

基本的には”ふつう”のものを選びましょう。

かためのほうが

プラークをしっかり落とせそうな気がしますが、

硬いということは柔軟性が低いため

歯の凸凹にうまく入りにくくなってしまいます。

血液をサラサラにするお薬を飲んでいる人や

歯茎から血が出やすくしっかり磨けないときには

”やわらかめ”を選ぶようにしましょう。

 

歯ブラシは歯に当てる角度が重要!

歯ブラシは

鉛筆を持つように持ちましょう。

この持ち方だと

歯ブラシを細かく動かせ、力の入れすぎも防げます。

 

まず虫歯予防を目的とした歯磨きの仕方を説明します。

歯に対して直角に当てるようにしましょう。

毛先がくにゃっと曲がらずに

まっすぐな状態で当てられると汚れが落ちやすいです。

1~2本ずつ歯を磨くように小刻みにブラシを動かしましょう。

 

次に歯周病予防を目的とした歯磨きです。

歯と歯茎の境目にブラシの毛先が当たるように

斜め(45°)にブラシを当てるようにしましょう。

汚れを落とそうと力いっぱい磨くと歯や歯茎を傷つけてしまいます。

過剰なブラッシング圧は歯茎が下がってしまう原因となります。

 

別々に説明していますが

これらの磨き方は同時に行うことが理想的です。

同時にといってもどちらかに重点を置いたり

目標がないと続けにくいので

虫歯が多くみられる15歳くらいまでは虫歯の予防を目標に

20歳くらいからは年齢とともに増えてくる歯周病の予防を目標に

一生自分の歯で健康に過ごせることを目標に歯磨きしてみましょう。

 

右上から磨くなど自分がやりやすいように

歯を磨く順番を決めて磨き残しがないように

1歯づつ丁寧に磨くようにしましょう。

特に奥歯の裏側は磨き残しが多いので注意しましょう。

 

歯みがき粉はどのくらい使うの?

歯みがき粉にも多くの種類があって迷ってしまいますね。

着色を落とす研磨剤が入っていたり

歯周病に適した薬用成分が入っていたり…

現在市販されているほぼすべてのものに

虫歯予防に効果的なフッ素は配合されています。

それぞれのお口の状況に合わせたものを選択してください。

 

歯磨き粉は付けすぎるとお口の中が泡だらけになって

よく磨けた気がして短時間で歯磨きを終わらせてしまったり

何回もうがいをしなければならなくなってしまうので

歯みがき粉のつけすぎには注意しましょう。

 

うがいは1~2回程度にしましょう。

たくさんしすぎてしまうと

歯みがき粉に含まれている薬用成分がお口にとどまらず

流れて行ってしまいます。

 

幼児の歯磨きや仕上げ磨きについては

過去記事でお話ししているのでそちらもご参照ください。

 

虫歯や歯周病の予防には定期検診、定期的なクリーニング

プラークを除去するためにはブラッシングが欠かせません。

しかし、それだけでは汚れが取り切れないので

定期的に歯科医院に通ってお掃除しましょう。

 

歯磨きの仕方もお口の中の状態によって

最適な方法で磨けるように

個人にあった歯磨きの方法を教えてもらうことも

毎日ブラッシングするうえで効果的です。

 

当院では予防歯科にも力を入れて行っています。

歯磨きの仕方やクリーニングなどお気軽にご相談ください。