不正咬合による障害と矯正の目的

投稿日:2020年7月10日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科医師の名倉です。

今日は矯正治療の必要性についてお話します。

まずは、歯並びが悪いことでどんな影響があるのかということです。

歯並びが悪いと

・歯が磨きにくいことによって虫歯、歯周病になりやすい。

・歯が出ていることにより歯をぶつけたり、頬の内側などを噛みやすい。

・食べ物がうまく咬めない(また、奥歯がうまく噛み合わせられないことによって飲み込みにくい)

・すきっ歯などにより発音がしづらい

などの障害が生じます。

また歯並びが他人に与える影響も左右します。

矯正歯科治療はこれらの障害を予防、抑制、回復することによって、患者様の健康、生活の質(QOL)をよくすることを目的としています。

もちろん歯並びが多少良くなくても歯磨きがしにくいと感じるわけではなかったり、

多少出っ歯といわれても自分が不便さを感じていなかったり、それがチャームポイントだと思えて気に入っていたりする方もいるので、

すべての人に矯正が必要だと提案するわけではありません。

しかし、少しでもなにか不便さを感じることなどがあるなら、少しでもお役に立てないかと考えていますので、お気軽にご相談くださいね。