乳歯列に見られる隙間、隙間がないとどうなるの? 乳歯の役割
投稿日:2021年1月20日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
稲毛海岸駅から車で4分稲毛海岸メディカルセンター2階にあるKT歯科・矯正歯科です。
子どもの歯並び
矯正の相談に来る保護者の方々はお子さんが”すきっぱ”であることを
心配される方が多いですが、
子どもの歯並び(乳歯列)は”すきっぱ”で大丈夫!です。
大人の歯並び(永久歯列)は隙間なく並んでいるのが理想的ですが
子どもの歯の歯並び(乳歯列)はいわゆる”すきっぱ”のような状態が正常です。
歯と歯の間が少し空いて並んでいることは大人の歯(永久歯)に生え変わるときに
永久歯がきれいに生えてくるためにとても重要です。
これらの隙間は霊長空隙、発育空隙と呼ばれる生理的なものです。
これらの隙間や顎の成長のおかげで
永久歯がきちんと並んで生えてきます。
反対にこのスペースが全くない、
永久歯列のようにびっしり並んでいるという状態では
永久歯が並びきれず歯並びが凸凹になる可能性があります。
大人の歯がきちんと生えてくるための子どもの歯の大切な役割
乳歯には永久歯にはない大切な役目があります。
永久歯がきちんと正常に生えてこられるように
スペースを保っておく”保隙”です。
乳歯列に見られる隙間も永久歯が生えてくるための大切なものですが、
乳歯を虫歯などで失ってしまうとスペースを保てなくなってしまうので
生え変わりまで正常な状態を維持することも保隙のために大切です。
歯並びが悪くなってしまうと食べ物が噛みづらかったり、
発音がしにくかったり、歯磨きがしにくいことで虫歯になってしまったり
様々な問題が出てきます。
永久歯が正常に生えてきてきれいな歯並びになるように
乳歯もしっかりケアしましょう。
虫歯になったときや早い時期に歯が抜けてしまったときも
乳歯の治療だけでなく必要な”保隙”の治療もできるので
しっかりと治療を受けるようにしましょう。
何か気になることがあればご相談ください。
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