どうして虫歯になるの?原因を知って予防しよう!歯の脱灰と再石灰化って?
投稿日:2021年3月22日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
稲毛海岸から車で4分稲毛海岸メディカルセンター2階にあるKT歯科・矯正歯科です。
今日は改めて虫歯になる原因についてお話しします。
どうして虫歯になるのかを知ってしっかり予防をしましょう!
どうして虫歯になるの?虫歯の原因を知ろう!
虫歯になるのには主に4つの因子があります。
1.虫歯菌
2.食事(糖)
3.歯の質、唾液
4.時間
です。
お口の中には虫歯を作り出す虫歯菌がいます。
虫歯を作り出すおもな虫歯菌はミュータンス連鎖球菌です。
ミュータンス連鎖球菌はお食事に含まれるスクロース(ショ糖)を材料にして
粘着性の物質を作り出し歯にくっつき
デンタルプラーク(歯垢)という細菌の集団を作ります。
これと同時に酸を作り出し歯を溶かしていきます(脱灰)。
歯の質や唾液の性状によっても虫歯のなりやすさには違いがあります。
虫歯菌の酸により歯のミネラルが溶かされていく”脱灰”に対し
唾液に含まれるミネラルによって歯の修復が行われる”再石灰化”が行われています。
この”脱灰”と”再石灰化”は繰り返し行われていてこのバランスが崩れてしまうと
虫歯になってしまいます。
お口の中は普段は中性に保たれていますが、
お食事をすると虫歯菌の作り出す酸によって酸性になります。
ミュータンス菌はこの強い酸性の中でも生きられ
お口の中に糖が長い時間入っていると脱灰が進み
歯に穴が空いて虫歯になってしまいます。
虫歯予防にはまずプラークコントロール
虫歯予防には歯磨きが欠かせません。
お食事をしたら虫歯菌の餌となる糖をきれいに掃除しましょう。
食べたらすぐに歯磨きをする習慣をつけられるようにしましょう。
細菌の集団であるデンタルプラークはうがいでは落とせないので
歯ブラシで落とす必要があります。
なるべく毎食後に磨くことを心がけましょう。
毎食後時間をかけて丁寧に磨くことは難しいかもしれません。
難しいようであれば一日に1回でも丁寧に磨く時間を作りましょう。
その場合は唾液の分泌が減る夜間就寝時の前に設定することをお勧めします。
歯ブラシは1度に1~2本の歯を磨くように小刻みにシャカシャカと動かしましょう。
力を入れすぎると歯を削ってしまったり歯ぐきを傷つけたりしてしまうので
軽い力で行います。
細かい動きがしやすく力のコントロールもしやすい鉛筆持ち(ペングリップ)
で歯ブラシを持つといいです。
汚れがたまりやすいのは歯と歯茎の境目や奥歯の溝です。
意識して磨くようにしましょう。
歯ブラシだけでは汚れは取り切れないので歯と歯のお掃除をするための
フロスや歯間ブラシも併用するようにしましょう。
自分に合った最適な歯磨きの仕方はそれぞれ違います。
一度歯磨き指導を受けてみることをお勧めします。
虫歯予防に大切な食習慣
長い時間お食事しているいわゆるだらだら食いはやめましょう。
お口の中がずっと酸性になったままになってしまい脱灰が進んでしまいます。
時間を決めて規則正しく食べるようにしましょう。
よく噛んで食べることも非常に大切です。
よく噛むことで唾液がたくさん出て、それにより汚れが洗い流されます。
また、気を付けて食べたいものとして
糖が多い食べ物や歯につきやすい食べ物、飲み物
・飴やキャラメル、チョコレート
・スナック菓子
・ドライフルーツ
・ジュース
酸性の強い食べ物、飲み物
・柑橘系の果物
・炭酸飲料、スポーツドリンク(糖も多い!)
などは適量をおいしく食べ、食べたらしっかり歯磨きするようにして下さい。
糖が虫歯菌の栄養となると書きましたが、
体にとって必要な栄養素ですので食べないのではく
食べるときはおいしく食べ、そのあとしっかり虫歯予防しましょう。
■ 他の記事を読む■