つめものが取れた時は放置しないで!正しい応急処置は?

投稿日:2021年7月12日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。

稲毛海岸駅から車で4分、稲毛海岸メディカルセンター2階にあるKT歯科・矯正歯科です。

 

虫歯で歯を削って詰め物やかぶせ物をしてあったけど

急にポロっと取れてしまった!なんてことはありませんか?

虫歯により削られた歯は元の歯より脆く、粗造なため

詰め物・かぶせ物が取れてしまった時放置してしまうと

しみたり、痛みを感じたり

特に症状がないと思っても

汚れがたまりやすいためまた虫歯になってしまうこともあります。

 

今日は詰め物・かぶせ物が取れてしまったとき

気をつけたいことをお話しします。

 

そもそもなぜ取れてしまうの?

1.詰め物・かぶせ物は専用の接着剤でつけられますが、

装着から長い年月が経過すると接着力が衰えてくる場合があります。

また、詰め物・かぶせ物自体の経年劣化も考えられます。

2.詰め物・かぶせ物の下に虫歯ができてしまっていることが

原因で外れてしまうこともあります。

3.歯ぎしりや噛み合わせの変化により詰め物・かぶせ物が摩耗したり

過度な力がかかることにより外れてしまうこともあります。

 

取れてしまったときの応急処置

とれてしまったときには

優しく水でゆすぎ、チャック付きの袋やタッパーに入れて

なるべく力をかけないように保存しましょう。

ティッシュにくるんでそのまま置いておくと

間違えて捨ててしまうことが多いのでやめましょう。

詰め物に変形が見られず歯にも問題がなければ

そのままつけられることもあるので、大切に保管しておきましょう。

また取れた詰め物・かぶせ物を自分で口の中に戻すことは絶対にやめましょう。

接着剤でつけるのはもちろん、カポッとはめるだけにしておくのも

誤飲してしまう可能性があるのでやめましょう。

歯に何も問題がなかったとしても無理やり力をかけて戻すことで

歯や詰め物が変形したり欠けたりしてしまうこともあります。

 

詰め物・かぶせ物が取れてしまった歯は

とても虫歯になりやすい状態になってしまっています。

取れてしまったときに特に症状がなかったとしても

すぐに歯科医院で対処してもらいましょう。

また、取れた時に誤って飲んでしまった場合

通常は便と一緒に排出されるので心配はいりません。

むせる、胸がつかえた感じがする、息苦しいなどの症状があった場合

気管や肺に間違ってはいってしまった可能性もありますので

内科で相談し肺のレントゲンを撮ってもらいましょう。

長持ちさせるために気をつけたいこと

特にかぶせ物をしていると人工の歯がかぶさっているので

歯が強くもう虫歯にならない!と考えてしまう方もいますが

かぶせ物の土台になっているのは自分自身の歯です。

かぶせ物は歯茎の境目に合わせて歯と段差のないように作られますが

歯茎は年齢とともに下がっていってしまいます。

すると歯茎とかぶせ物の隙間に汚れがたまりやすくなってしまい

虫歯になりやすくなってしまいます。

詰め物も摩耗したり欠けた状態では境目に汚れがたまりやすくなっています。

 

詰め物・かぶせ物の下に虫歯ができても自分では気づきにくいです。

特に神経を取った歯は感覚がないので気づかないうちに

どんどん進行している可能性もあります。

詰め物・かぶせ物を長持ちさせるためにも

歯科医院で定期的にチェックやお掃除をしましょう。

当院では予防処置やクリーニングにも力を入れて行っています。

定期的なクリーニングで詰め物・かぶせ物をした後も

よい状態を保てるようにしましょう。