マスク生活で口呼吸が増えている!口呼吸は歯周病悪化にもつながります!

投稿日:2021年11月17日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。

稲毛海岸駅から車で4分稲毛海岸メディカルセンター2階にある

KT歯科・矯正歯科です。

 

新型コロナウイルスの流行が続いています。

そろそろインフルエンザも流行してくる時期ですね。

皆さん体調は崩されていないでしょうか。

 

口呼吸で歯周病のリスクが高まる!?

マスクが手放せない日々が続いています。

マスクは飛沫感染のリスクを低下させるために重要なツールです。

しかし、気をつけなければならないことがあります。

マスクをつけていることにより多くの人が”口呼吸”になってしまいますが、

口呼吸は歯周病のリスクを高めます。

本来口を閉じて鼻で呼吸をしていますが、

マスクによる息苦しさからお口を開けて呼吸をしていることで

唾液が乾燥してしまいます。

唾液はお口の中の汚れを洗い流してくれたり

菌と戦う免疫成分を含んでいます。

唾液の役割については過去の記事でお話ししていますので

詳しくはそちらもご参照ください。)

お口の健康を守ってくれる唾液が活躍できず

歯周病のリスクが高まってしまいます。

 

マスクによる口呼吸は自分でやめるように意識してみましょう。

 

歯周病で新型コロナやインフルエンザのリスクも高まる!?

歯周病は成人の7割がかかっているといわれる病気です。

怖いのはなりはじめのころは特に自覚症状がないことです。

少し進行してくると

歯茎が赤みを帯びてきたり、腫れてきたり

歯ブラシの時に血が出てきたりします。

これが歯肉炎と呼ばれる状態です。

さらに進んでくると歯を支えている骨が溶けて

歯がぐらぐらしてきます。

これが歯周炎と呼ばれる状態です。

 

歯周病の原因は細菌です。

歯周病が全身の健康にも影響を及ぼすことは

以前からお話ししていますが

歯周病の人はコロナの重症化リスクも高いことがわかっています。

これは歯周病菌が直接コロナの重症化にかかわっているのか、

歯周病の人がもともとほかの基礎疾患を患っている場合が多いのか

詳しいことは明らかになっていませんが

健康なお口の人に比べ重症化リスクが高くなっていることは明らかです。

 

また、歯科衛生士などの専門的なお口のケアを受けている人と

受けていない人ではインフルエンザの感染も高まるというデータがあります。

これはインフルエンザに限ったことではなく

胃がんや食道がんなどの手術前に

きちんと専門的な口腔ケアをすることで

術後の感染が減らせるように

お口の健康が全身の健康に大きくかかわっているということだと考えられます。

 

歯周病予防にはしっかりとしたセルフケアとプロフェッショナルケアを!

歯周病の原因は細菌です。

その細菌がプラークと呼ばれる塊をつくり

石灰化すると歯石と呼ばれる硬い石のようになります。

 

プラークはうがい程度では落とせず

しっかりとした歯磨きが必要です。

毎日しっかり自分自身でお口のケアをするのが

セルフケアです。

しかし、歯石は歯ブラシでは落とせません。

そこで歯科衛生士による専門的なケアが必要です。

これをプロフェッショナルケアと呼びます。

歯周病予防にはこのセルフケアとプロフェッショナルケアがかかせません。

しっかりとしたセルフケアの為にも自分の歯磨きの癖を知ったり

磨き方を教えてもらうことも重要です。

自分でうまく磨けていないところはいつもうまく磨けておらず

汚れがたまりっぱなしになります。

定期的に歯科医院でケアをするようにしましょう。

 

KT歯科・矯正歯科は12月27日月曜日まで通常通り診療を行っています。

今年の汚れは年内にすっきり落として気持ちよく新しい年を迎えましょう。