歯茎が下がる?歯肉退縮の原因や予防法は?

投稿日:2021年12月8日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。

稲毛海岸から車で4分、稲毛海岸メディカルセンター2階にある

KT歯科・矯正歯科です。

 

鏡で自分のお口を見て

なんだか歯茎が下がってきたように見えるなぁ

と感じたことはありませんか?

今日は歯茎が下がる原因や対策についてお話しします。

 

歯茎が下がる=歯肉退縮とは?

歯茎が下がることを歯肉退縮といいます。

歯肉退縮が起こると見えている部分の歯が長くなったように見えたり

歯の根っこが見えて歯がしみるようになってしまったり、

さらに悪化すると歯がぐらぐらしてきてしまいます。

歯茎が下がる原因

歯茎が下がる原因としては

①歯周病

②強いブラッシング

③強い噛み合わせ

④加齢による変化

があります。

 

 

 

 

歯周病は歯周病菌による歯茎や歯を支える骨の病気です。

食べかすや汚れが歯茎の境目にたまったままでいると

そこに細菌が停滞し歯茎や周りの組織に炎症を起こし歯茎が腫れてきたり、

もっと悪くなると歯を支えている骨が溶けて

歯がぐらぐらしてきたりする病気です。

(歯周病について詳しくは歯周病の記事をご覧ください)

歯周病は歯肉退縮の主な原因です。

 

歯周病や虫歯の予防には歯磨きが欠かせません。

しかし、歯磨きにも適切な磨き方があります。

汚れを落とすためには力強く磨いたほうが

よく磨いた気持ちになるかもしれませんが、

力が強すぎると歯茎を傷つけてしまい

歯茎が下がってしまう原因となります。

(歯磨きについて詳しくは正しい歯磨き…の記事をご覧ください)

力加減は100~200gと言われていますが、

歯ブラシの毛先が少ししなる程度です。

くにゃっと曲がるほどは強すぎます。

 

咬み合わせが強すぎる場合も歯肉退縮の原因となります。

歯を支える骨や周りの組織に過度に負担がかかりすぎてしまいます。

歯並びによって部分的に過度な負担がかかっている場合もありますが、

歯ぎしりや食いしばりによって負担がかかりすぎている場合もあります。

また、咬み合わせが強すぎることが

歯周病の進行にも影響を与えてしまいます。

 

歯肉退縮は加齢変化としても生じます。

また、妊娠中や更年期などのホルモンバランスの変化により

歯肉が敏感になる場合もあります。

 

歯肉退縮の治療

歯肉退縮が軽度であればお口のお掃除で歯肉退縮が進まないようにします。

歯ぎしりや食いしばりが強い場合にはマウスピースをつくり

歯にはめてもらうこともします。

歯肉退縮が重度の場合ほかの部分の歯茎を移植するという方法もあります。

 

歯肉退縮により歯がしみる場合はシミ止めのお薬で対処します。

 

歯肉退縮の予防

歯肉退縮の予防には正しいブラッシングをすることが一番です。

正しい磨き方で毎日しっかりとセルフケアをし、

それに加えて3~4か月に1度歯科医院でクリーニングするのがよいでしょう。

 

年末の忙しい時期にゆっくりと丁寧な歯磨きをする時間は取りづらいかもしれませんが

時間が取れない場合は一日のうち1度だけでもしっかりと歯磨きしてみてください。

その一度は夜間就寝時は唾液の分泌が減るので

できればその前のタイミングの夜がおすすめです。

 

KT歯科・矯正歯科は年内は27日月曜日まで診療しております。

12/28火曜日~2022/1/3は休診となりますので

何かお困りごとや不安な点などございましたら

ご連絡ください。